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2026.9.25

自転車事故でも整形外科へ?転倒後に見逃したくない症状|筑西市の方へ

自転車事故でも整形外科へ?転倒後に見逃したくない症状|筑西市の方へ

自転車で転倒・衝突したあと、「歩けるから大丈夫」「車に乗っていないから交通事故ではない」と済ませていませんか。自転車事故でも、頭、首、腰、肩、手首、膝などに思わぬけがが隠れていることがあります。

筑西市では、通勤・通学や買い物で自転車を使う方も多く、自動車との接触だけでなく、段差や濡れた路面での単独転倒も起こります。手をついたあとから手首が腫れた、肩が上がらない、翌日に首や腰が痛くなった、という相談も少なくありません。

この記事では、自転車事故後に整形外科で確認したい症状、頭を打ったときの注意点、受診時に伝えてほしい内容をまとめます。保険や過失割合だけでなく、まず体の安全から考えていきましょう。

自転車事故後の4つのポイント

  • 頭を打った、意識を失った、繰り返し吐く場合は救急受診を優先します
  • 手首・肩・膝などは、動かせても骨折している場合があります
  • 自動車との事故はもちろん、自転車同士や単独転倒でも受診できます
  • 警察への届出、現場写真、ヘルメットの状態を記録しておきましょう
自転車事故後に整形外科で腕と膝の診察を受ける患者
自転車事故では、転倒時にぶつけた場所と手をついた場所を確認します。

自転車事故では、体の複数箇所に力が加わります

自転車には車体のような囲いがなく、衝突すると地面へ投げ出されたり、ハンドルやフレームへ体をぶつけたりします。転倒を防ごうと手をつけば手首や肘、肩に力が集中し、膝や股関節を路面に打つこともあります。

自動車との接触では、最初に車へ当たり、その後に路面へ落ちる「二段階」の衝撃になることがあります。「一番痛いのは膝」と思っていても、診察すると首の動きが悪い、手首が腫れている、肋骨周辺も痛むということがあります。

受診時は、痛い場所を一つに絞らなくて構いません。頭から足まで順番に確認し、「今は軽いけれど違和感がある場所」も伝えてください。衣服の下の打撲や擦り傷も、可能な範囲で確認します。

頭を打ったときは、整形外科より救急を優先することがあります

警察庁の公表によると、自転車乗用中の交通事故で亡くなった方は、約5割が頭部に致命傷を負っています。また、令和3年から令和7年までの合計では、主に頭部を負傷した死者・重傷者の割合は、ヘルメット非着用者が着用者の約1.7倍とされています。

ヘルメットに割れや大きなへこみがある、頭を直接ぶつけた、事故前後の記憶がない場合は、見た目に出血がなくても注意が必要です。次の症状があれば、救急要請を含めて速やかに医療機関へ相談してください。

救急受診を考えるサイン

  • 一度でも意識を失った、呼びかけへの反応がおかしい
  • 強くなる頭痛、繰り返す嘔吐
  • 事故の前後を覚えていない、同じ質問を繰り返す
  • けいれん、ろれつが回らない、片側の手足に力が入らない
  • 耳や鼻から透明な液・血が出る
  • 眠気が強く、起こしにくい

一人で帰宅せず、可能なら家族などに付き添ってもらいましょう。頭部外傷の評価が必要なときは、脳神経外科や救急科を備えた医療機関が適しています。

自転車用ヘルメットの損傷を医療者と確認する場面
ヘルメットの傷や割れは、頭部へ加わった衝撃を考える手がかりになります。

手首が動くから骨折ではない、とは限りません

転倒して手をついたあとに多いのが、手首、肘、肩のけがです。骨折していても、その場では手を動かせることがあります。数時間たって腫れや内出血が目立ち、物をつかめなくなる場合もあります。

親指側の手首が痛い、押すと一点だけ強く痛む、握力が落ちた、指輪や腕時計がきつくなるほど腫れた場合は、早めに診察を受けましょう。最初のレントゲンで分かりにくい骨折もあるため、症状に応じて固定、再撮影、CTやMRIなどを検討することがあります。

肩を直接ぶつけた場合は、鎖骨や上腕骨の骨折、肩関節周辺の損傷を確認します。「前なら上がるが横は痛い」「腕を下ろすときに痛む」のように、できる動作とできない動作を伝えてください。

膝の傷だけでなく、曲げ伸ばしと体重のかかり方を確認します

膝を路面へぶつけると、擦り傷の下に強い打撲や骨折が隠れることがあります。歩けるか、階段を上れるか、膝を最後まで伸ばせるか、急に腫れてきたかを確認します。傷に砂や小石が残っている場合は、感染予防のための処置も必要です。

自転車と車体の間に脚を挟んだ場合は、膝だけでなく足首、すね、股関節まで確認します。帰宅後に腫れが強くなり、皮膚が張って痛い、足先が冷たい、感覚が鈍いときは、次の診療日を待たずに受診してください。

自転車転倒後の手首と肩の状態を確認する整形外科医
手をついた事故では、手首だけでなく肘・肩まで診察します。

首の痛みと腰痛は翌日に出ることもあります

転倒の瞬間は、頭を守ろうとして首や背中の筋肉に強く力が入ります。自動車と接触すれば、体がひねられたり路面へ打ち付けられたりします。そのため、事故現場では膝の傷だけが気になり、翌朝になって首や腰が動かしにくくなることがあります。

首の痛み、頭痛、腕のしびれ、腰から脚へ響く痛みが出たら、その時点で医師へ伝えてください。事故後に症状が増えた場合、いつ気づいたかをメモします。「あとから言うと疑われる」と心配して黙るのではなく、経過を正確に話すことが大切です。

診察では首や腰の動き、押して痛む場所、手足の筋力と感覚、反射などを確認します。必要な画像検査は、症状と事故の衝撃に応じて判断します。

自動車との接触では警察へ届け出ましょう

相手の運転者から「軽い接触だから、その場で修理代だけ払う」と言われても、連絡先だけ交換して立ち去るのは避けましょう。警察へ事故を届け、相手車両、ナンバー、現場、破損した自転車、衣服やヘルメットを撮影します。

自転車同士や歩行者との事故でも、救護と警察への報告が必要です。単独転倒の場合も、通勤・通学中なら学校や勤務先への報告、傷害保険や自転車保険の確認が必要になることがあります。保険の加入先が分からない場合は、家族の自動車保険、火災保険、クレジットカード付帯保険などに特約がないか確認する方法もあります。

医療機関は過失割合や賠償責任を判断しません。事故の証拠、保険の手続、体の診療を分けて、それぞれの窓口へ相談してください。

子どもや高齢者は、いつもと違う様子にも注意してください

子どもは痛む場所をうまく説明できず、「大丈夫」と言いながら遊び始めることがあります。事故後に元気がない、何度も眠る、食事をとらない、同じことを繰り返し尋ねる、片方の腕を使いたがらない場合は、早めに医療機関へ相談してください。

高齢者では、転倒直後は歩けても、あとから股関節や骨盤周辺の痛みが強くなることがあります。血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方が頭を打った場合は、出血のリスクを評価する必要があります。お薬手帳を持参し、薬の名前を医療者へ伝えてください。

事故後24時間程度は、家族が顔色、会話、食事、歩き方など普段との違いを観察できると安心です。ただし、家庭で様子を見るべき時間はけがの状況で異なります。心配な変化があれば「朝まで待つ」と決めず、救急相談を利用しましょう。

擦り傷は小さく見えても、まずきれいにしましょう

路面でできた擦り傷には、砂、土、アスファルトの細かな異物が入り込むことがあります。出血が多い場合は清潔な布やガーゼで圧迫し、汚れが深く残る、大きく裂けている、関節の近くで動かすと開く傷は医療機関で処置を受けてください。

傷を覆ったまま確認せず放置すると、赤み、腫れ、熱感、膿、発熱など感染の兆候が出ることがあります。破傷風ワクチンの接種歴を確認する場合もあります。骨や関節の診察と同時に、皮膚の傷があることも受付で伝えましょう。

自転車へ戻るのは「痛みが減った日」だけで決めません

再び自転車へ乗るには、首を左右へ向けて安全確認できる、ブレーキを両手で握れる、片脚で安定して乗り降りできる、とっさに足をつけるといった動作が必要です。痛みが少し軽くなっても、手首の握力や膝の安定性が戻っていなければ転倒の危険があります。

まず平地を歩く、室内運動で脚を動かす、安全な場所で自転車を押すなど、段階を踏みます。再開時は短い距離から始め、夜間や雨天、交通量の多い道を避けましょう。ヘルメットのあごひもやサイズも確認し、事故で強い衝撃を受けたものはメーカーの案内に従って交換を検討してください。

受診時に持っていくと役立つもの

  • 事故時刻と場所、衝突・転倒の状況をまとめたメモ
  • 現場、自転車、相手車両、ヘルメット、傷の写真
  • 保険会社と担当者の連絡先
  • 他院で撮影した画像データ、紹介状、お薬手帳
  • 警察から受けた案内や事故受付番号
  • 通勤・通学中なら勤務先・学校への報告内容

破損したヘルメットは、状態を写真に残しておきましょう。一度強い衝撃を受けたヘルメットは、外見上問題が少なくても保護性能が落ちている可能性があります。メーカーの取扱説明に従い、再使用しないことも検討してください。

自転車事故後の膝と歩行をリハビリで確認する患者
痛みが落ち着いた後は、歩行や関節の動きを段階的に戻します。

筑西市から受診を検討している方へ

筑西市で自転車事故に遭い、頭部外傷や大きなけがが疑われる場合は、まず事故現場に近い救急医療機関を受診してください。その後、首・腰・手足の痛みが続き、仕事や生活に合わせて通院先を変えたい場合は、整形外科への転医を相談できます。

駅東ラッコ整形外科クリニックでは、事故の状況を伺い、首、腰、肩、肘、手首、膝、足首などを診察します。必要に応じて画像検査、薬、固定、リハビリテーションを検討します。他院の紹介状や画像データがあればお持ちください。

よくあるご質問(Q&A)

Q.自転車の単独転倒でも整形外科を受診できますか?

A.受診できます。転倒の状況と、頭を打ったか、手をついたか、どこが痛むかをお伝えください。通勤・通学中なら勤務先や学校にも報告しましょう。

Q.歩けるので骨折はしていませんか?

A.歩けても骨折している場合があります。腫れ、内出血、一点の強い痛み、体重をかけたときの痛みがあれば診察を受けてください。

Q.ヘルメットを着けていたので、頭の検査は不要ですか?

A.ヘルメットは被害軽減に重要ですが、頭部外傷を完全に防ぐものではありません。意識消失、記憶障害、頭痛、嘔吐などがあれば救急医療機関へ相談してください。

Q.翌日に首が痛くなりました。事故による症状ですか?

A.事故との関係は、衝撃の状況、症状が出た時期、診察、検査、経過を合わせて判断します。気づいた時点で早めに受診し、正確に伝えてください。

Q.相手がいない転倒でも保険は使えますか?

A.加入している傷害保険や特約、通勤中なら労災保険の対象になる可能性があります。契約内容や事故状況によるため、勤務先と保険会社へ確認してください。

院長コメント

自転車事故では、患者さんが最初に気づいた場所以外にもけがが隠れていることがあります。受診時は痛い場所を一つに絞らず、頭を打ったか、手をついたか、どちら側へ倒れたかも含めてお話しください。

まとめ

自転車事故では、頭部外傷、手首や肩の骨折、膝の打撲、首の痛み、腰痛など、複数のけがが起こり得ます。「歩ける」「その場では痛くない」だけで大丈夫と決めず、時間とともに出た症状も記録してください。特に頭を打ったあとの意識変化、嘔吐、麻痺は救急受診を優先します。

参考:警察庁「頭部の保護が重要です」、警察庁「自転車は車のなかま」、NICE「Head injury: assessment and early management」

この記事は一般的な医療・制度情報です。頭部外傷や骨折の有無は、個別の診察と必要な検査で判断します。緊急症状がある場合は救急医療を優先してください。

駅東ラッコ整形外科院長 山中卓哉

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当院では診察の前に、まず患者さんお一人おひとりへ心を込めてご挨拶をいたします。私たちが何よりも大切にしているのは、医療機関という枠組みにとらわれず、常に「患者さんの立場」に立って、本当に必要とされている治療をご提案することです。単に「怪我を治す」だけでなく、不安を抱えた「患者さんご自身を治す」という原点を決して忘れることはありません。ラッコが大切な家族を守るように、私たちも誠実で素直な心を持ち、人として当たり前の思いやりを大切にしています。最善の結果を得るために、日々の診察に真摯に向き合い、下野市の皆様に寄り添い続けてまいります。